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遠回り人生の金メダリスト


 猛暑続きの中皆さんお変わりありませんでしょうか。しかもロンドンオリンピックの真っ最中とあって、寝

不足も重なりボーッとしている間にブログの順番を遅らせてしまいました。申し訳ありません。
 
 日本選手団の頑張りでメダル総数はアテネ並みに増えているのですが、金メダルの数が昨日までで二個と少

ないのが不満の方もいらっしゃるでしょう。ですが、紙一重の実力差の中で獲得したメダルの色はあまり気に

することはないのではと、私は思います。
 
 その中で今日の未明に女子レスリングで小原・伊調の両選手が見事金メダルを獲得してくれました。
 
 私は吉田・伊調・浜口選手の名前は聞いておりましたが、小原選手については正直知りませんでした。です

が、試合の中継の中で彼女の経歴を詳しく説明されているのを聞いて、俄然応援したくなりました。
 
 小原(旧姓坂本)日登美選手は女子レスリング51kg級において世界選手権6度優勝、向かうところ敵なしの圧倒

的王者でした。ですが、正式種目に採用されたアテネオリンピックからは51kg級が漏れてしまい48kg級か55kg

級に転向しなければならなくなったのです。ですが、48kg級には妹さんの真喜子さんさらに伊調千春選手等が

おりご両親からも姉妹で代表の座を争うのを見たくないといわれ、また減量苦もよって55kg級に挑戦すること

にしたのですが、同級にはあの吉田選手がいてアテネ・北京の代表にはなれませんでした。

そこで引退をして妹さんのコーチに専念されたそうですが、妹さんが09年の世界選手権に敗れ引退を決した後

小原選手が現役復帰を決意し、10年・11年の世界選手権の48kg級において見事優勝、国内の代表選考試合でも

圧倒的な強さで優勝され、今回のオリンピック代表となったのでした。まさに11年越の代表であり、本人もお

っしゃっておられるように「とても多くの人に支えられている」代表なのです。
 

 金メダルを決めた決勝戦も、彼女のこれまでの競技人生を物語るかのような見事な逆転勝利であり、喜びで

泣き崩れる姿を見て、私も感動で大泣きしてしまいました。
 
 最初で最後のオリンピックと心に決めた中での重圧とこれまでの苦難の連続をはねのけ勝利するたくましさ

に、多くの人が勇気をもらったのではないでしょうか。
 
 おかげで今日は朝からとても幸せな気分です。ありがとう小原日登美選手。   

 タカシマより